【評価：90点】池田工芸「王者の緑ティラノ」クロコダイル長財布レビュー

池田工芸の創業80周年記念モデルとして登場したのがティラノサウルスをイメージした「王者の緑」”ティラノ”です。ここではそのラウンドファスナー長財布を詳しくレビューしていきます。

おそらくこの財布を実際に入手してレビューしているのは当サイトだけです。

※商品提供は受けていません。自腹購入です。

王者の緑”ティラノ”レビュー

池田工芸で一番売れているクロコダイルロングウォレットは153,000円です。一方こちらの”ティラノ”は税込み253,000円ですからかなり高価なラインに位置します。

なぜそこまでの差が出るのか、この後詳しく見ていきます。

■ 素材

ティラノにはキラキラ輝くシャイニングクロコダイルではなく、光沢が抑えられたマットクロコダイルが使われています。歴史上最強生物と言われるティラノサウルスのグリーンをクロコダイルの中に表現した形です。

元々のクロコダイルが持っている力強さとワイルド感がありますが、そこにティラノサウルスのイメージが合わさったことにより、これ以上ない力強さとワイルド感を併せ持った財布となっています。

ウロコのトップは濃いめで、溝の部分は薄めで、コントラストがあってウロコが浮き上がって見えるような仕上がりです。

こちらは反対側です。ウロコの大きさが違うのが分かります。

クロコダイルの財布では腑（ふ・ウロコと同じ意味）の模様の取り方で価格差が生まれます。

真ん中から左右対称のセンターでとられたものや一枚革で作られたものはクロコダイルの状態の良い部分を広く必要とし、一匹まるまるそのままその商品のためにしか使用できないため、非常に高価になります。

この財布はクロコダイルロングウォレットと違って真ん中で縫い合わせていません。つまり正真正銘の一枚革であり、これが商品価格に反映されています。

内装には黒い牛革が使われ、コインケースの表面にはゴールドに染色されたパイソンが使われています。

つまり緑・黒・金のレザーが使われていることになるのですが、その3つのカラーの相性が非常に良くてそれぞれが色を引き立て合っています。

■ 金具

池田工芸の特徴の一つがこの約7cmもある持ち手です。

緑のレザーに金の持ち手はとても映えます。

長いことで邪魔になってしまうこともなくはないですが、このツマミが長いことでインパクトが大きくなり高級感もよりプラスされるという大きなメリットがあります。

ファスナーは大きめで可動もスムーズです。そしてここでもレザーの緑とファスナーの金と布地の黒の組み合わせがフィットしています。

コインケースのツマミにも緑に染められたクロコダイルが使われています。神は細部に宿ると言いますが、こういうちょっとしたこだわりが使う人の満足度を上げてくれます。

■ 内側の仕様と操作性

お札を入れられる所が3ヶ所もあり、まさにお札を入れるための財布と言っても良いでしょう。マチ幅が結構あるのでしっかり広がって中身も取り出しやすいです。

コインケースにマチがあるので取り出しやすいです。このちょっとした工夫により財布を快適に使うことができます。

池田工芸には100万円の束が入る「クロコダイルミリオンウォレット」という商品がありますが、こちらも100万円の束が収納可能です。

財布の縦幅は約11㎝あり、通常よく見られるラウンドファスナー財布より大きめです。これだけ縦幅に余裕があるとお札が取り出しやすく、ファスナーに引っかかることなく口を閉じられます。

フリースペースにはスマートフォンも入ります。

更にカードも一般的なラウンドファスナー長財布が8枚までなのに対して、こちらは6枚×3ヶ所で計18枚も収納可能です。

キャッシュレスの風潮で財布がスリム化されていく中、これほどの大容量となると種類が限られあまり選択肢がありません。財布にたくさん入れたい方にとって嬉しい財布です。

ただし当然その分厚みも増します。上の写真は一般的なラウンドファスナー長財布（厚み2.3cm）と比較したものですが、かなり厚いのが分かると思います。

縦に横に大きく厚みもある大型の財布です。

刻印は内側にさりげなくされています。この位置・色・大きさであればこのクロコダイルの財布のデザインを損なうことはありません。

総評

人気1位と2位の財布

公式サイトによると今は以下の2点が特に売れているようです。

池田工芸の関連ページ

池田工芸についてはこちらのページでも詳しく解説しています。